「エコキュートから変な音がする…」
「最近、お湯の出が悪い気がする…」
「そろそろ交換時期かもしれないけれど、一体どこに頼めばいいのかわからない」
そんなとき、ヤマダ電機を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
テレビCMでもおなじみのヤマダ電機なら、大手だから安心できそうだけど、「実際のところ価格は高いの?」「工事はしっかりしてくれる?」「専門業者と比べてどうなの?」といった疑問や不安は出てきますよね。
そこでこの記事は、ヤマダ電機でのエコキュートについて、10年保証といったメリットから、専門業者と比較した場合の価格や納期のデメリットまで解説していきます。
ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね。
ヤマダ電機とは

ヤマダ電機は、1973年に群馬県で創業し、今や日本全国に約1,000店舗を展開する業界最大手の家電量販店です。
家電市場が成熟し、製品の価格競争が激化する中で、ヤマダ電機は新たな成長戦略として「住宅関連事業」にも参入しています。
これは、商品を一度販売して終わりという「フロー型ビジネス」から、リフォームやメンテナンスなどを通じて顧客と長期的な関係を築く「ストック型ビジネス」への転換を目指すものです。
エコキュート事業の強み
ヤマダ電機のエコキュート事業における最大の強みは、M&Aによって築き上げた強力なグループシナジーにあります。
ヤマダホールディングスは、住宅設備メーカーの「ハウステック」や住宅メーカーの「ヤマダホームズ(旧ヒノキヤグループなど)」を傘下に収めています。
- ハウステックとの連携: ハウステックは、給湯器やシステムキッチン、ユニットバスなどを製造する専門メーカーです。自社グループの製品であるため、中間マージンを削減した競争力のある価格でエコキュートを提供できます。実際にヤマダ電機の店頭では、パナソニックや三菱電機といった人気メーカー製品と並んで、ハウステック製のリーズナブルなモデルが豊富にラインナップされており、価格を重視する消費者にとって魅力的な選択肢となっています。
- ヤマダホームズとの連携: リフォームや新築住宅を手掛けるヤマダホームズとの連携により、単なるエコキュートの「交換」に留まらない、家全体のエネルギー効率を最適化する総合的な提案が可能です。例えば、エコキュートの設置と同時に、太陽光発電システムや蓄電池を導入して光熱費をさらに削減する提案や、断熱性能を高めるリフォームを組み合わせるなど、より専門的で付加価値の高いサービスを提供できる体制が整っています。
ヤマダ電機のエコキュート価格と工事費用

ヤマダ電機でエコキュートを検討する際、最も気になるのが「一体総額でいくらかかるのか?」という点でしょう。
ヤマダ電機では、製品本体と基本的な設置作業をまとめた「標準工事費込み」の価格を提示しており、料金体系が明瞭で分かりやすいのが大きな特徴です。
エコキュートの価格と相場
ヤマダ電機のエコキュート価格は、全体として約40万円~80万円が相場となっています。
この価格には「本体価格」と「標準工事費」が含まれています。
しかし、エコキュート専門業者と比較すると、やや割高な傾向にあることは否めません。
その理由は、全国に店舗を構えるための土地代や人件費といった店舗維持コスト、テレビCMなどの大規模な広告宣伝費、そして実際の工事を担当する下請け業者への中間マージンなどが価格に反映されているためです。
容量・タイプ別 価格詳細と性能のポイント
価格は家族構成に応じたタンク容量や、搭載機能によって大きく変動します。
以下に代表的な価格例と、価格差を生む機能のポイントをまとめました。
370L(3~5人家族向け)
- ハウステック HHP-Y37AZ1(472,780円): ヤマダグループの製品で、機能を絞ることで圧倒的な低価格を実現。価格重視の方に最適。
- 日立 BHP-FN37WU(549,780円): 水道圧をそのまま利用する「ナイアガラ出湯」が特徴。パワフルなシャワーを求める家庭に人気。
- 三菱 SRT-W376-WB(593,780円): 微細な泡で配管を自動洗浄する「バブルおそうじ」機能など、清潔さを保つ独自機能が充実。
- パナソニック HE-S37LQS(549,780円): 人の出入りを検知して自動で保温する「エコナビ」機能で、高い省エネ性能を誇ります。
460L(4~7人家族向け)
- ハウステック HHP-Y46AZ1(505,780円): 大容量でもコストを抑えたい場合に有力な選択肢。
- 三菱 SRT-S466(637,780円): 370Lモデルの多機能性はそのままに、タンク容量をアップ。
このように、同じ容量でもメーカーの独自機能(省エネ、清潔、快適性など)によって10万円以上の価格差が生まれます。
ご家庭で何を重視するのか(価格、省エネ性能、シャワーの水圧、清潔機能など)を明確にすることが、最適な一台を選ぶカギとなります。
標準工事と追加費用が発生するケース
ヤマダ電機の「標準工事」には、既存給湯器の撤去からエコキュート本体の設置、各種配管接続、電気工事、リモコン取り付け、そして廃材の処分まで、基本的に必要な作業が13項目含まれています。
しかし、これはあくまで「標準的な状況」を想定したものです。
ご家庭の設置環境によっては、追加費用が発生する場合があります。
- コンクリート基礎の補修・新設: 既存の基礎にひび割れがあったり、強度が不足していたりする場合。基礎の打ち直しには約30,000円~50,000円の追加費用がかかります。
- 配管の延長・交換: 貯湯タンクとヒートポンプユニットの設置場所が離れている場合や、既存の配管が劣化(サビや腐食)している場合。配管の延長や交換には1メートルあたり数千円~の費用が必要です。
- 特殊な搬入作業: 設置場所までの通路が狭い、あるいは2階以上に設置するなどで、クレーン車が必要になった場合。クレーン使用料として約30,000円~が別途かかります。
- 電気工事の追加: 分電盤に空きがない、または分電盤から設置場所までの距離が非常に遠い場合、追加の配線工事費が発生します。
- アスベストの処理: 築年数の古い住宅では、煙突や壁材にアスベストが使われている可能性があり、その除去・処分には専門の作業と費用が別途必要になります。
納期が長い理由と対策
ヤマダ電機でエコキュートを交換する場合、納期は一般的に1週間~3週間、繁忙期にはそれ以上かかることがあります。
この待ち時間の長さは、ヤマダ電機のビジネスモデルに起因します。
多くの店舗ではエコキュート本体の在庫を抱えず、注文を受けてからメーカーに発注します。
さらに、工事は外部の協力業者に委託するため、「商品到着のタイミング」と「工事業者の空き状況」を調整する必要があり、どうしても時間がかかってしまうのです。
急いで交換したい場合の対策
- 契約前に在庫と最短工事日を徹底確認: 担当者に「今すぐ交換したい」という意思を明確に伝え、在庫の有無と、提携している工事業者の最短スケジュールを確認してもらいましょう。
- 複数店舗に問い合わせる: 同じヤマダ電機でも、店舗によって提携している工事業者の数やスケジュールが異なります。近隣の複数店舗に問い合わせることで、より早く対応できる店舗が見つかる可能性があります。
- 専門業者と並行して検討: 一刻も早くお湯を使えるようにしたい場合は、即日・翌日対応を強みとするエコキュート専門業者にも同時に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。
ヤマダ電機でのエコキュート購入・交換のメリット

ヤマダ電機でエコキュートを選ぶメリットを深く掘り下げていきましょう。
「ダブル10年保証」の安心感
エコキュートは10年以上使用する高額な住宅設備であり、その間には故障のリスクが伴います。
例えば、心臓部であるヒートポンプユニットの交換には15万円~25万円、電子基板の修理にも5万円以上かかるのが一般的です。
ヤマダ電機のメリットは、こうした万が一の高額な出費リスクをほぼゼロにできる点にあります。
- 「商品10年安心長期保証」の真価: 通常、メーカー保証は部品ごとに期間が異なり、冷媒回路は3年、タンク本体は5年などと複雑です。しかし、ヤマダ電機の無料延長保証は、これらの部品すべてを含めて一律で10年間保証します。保証期間内であれば、故障の際の修理回数は無制限。さらに、部品代、技術料、出張費のすべてが無料となるため、急な出費を心配することなく安心して使い続けることができます。これは、専門業者でも有料オプションとなることが多い手厚い内容です。
- 「工事10年安心長期保証」の重要性: エコキュートのトラブルは、製品本体だけでなく施工不良が原因で発生することもあります。配管の接続ミスによる水漏れや、電気配線の不備などは、数年経ってから発覚するケースも少なくありません。もし施工に起因する水漏れで床材や壁が損傷した場合、その修復には多額の費用がかかります。ヤマダ電機の工事保証は、こうした施工が原因のトラブルにも10年間対応してくれるため、設置後も長く安心が続きます。
- 大企業としての「存続信頼性」: 10年という長期保証は、提供する企業が10年後も存続していることが大前提です。その点、業界最大手のヤマダ電機は倒産リスクが極めて低く、保証が反故にされる心配がほとんどありません。これは、保証の信頼性を根底から支える非常に重要なポイントです。
ポイント還元とキャンペーン
「ヤマダ電機は高い」というイメージがありますが、賢く制度を利用すれば、その価格差を埋める、あるいはそれ以上の価値を得ることも可能です。
エコキュートのようなリフォーム関連商品は、利益率の関係で通常はポイント付与の対象外です。
しかし、ヤマダ電機では販売促進や競合対策のため、特定のタイミングで大規模なキャンペーンを実施します。
- 狙い目は「決算期・ボーナス商戦」: 3月や9月の決算期、夏のボーナス時期、年末年始などは、キャッシュバックや高還元のポイント付与キャンペーンが期待できる絶好の機会です。
- ポイント還元: 例えば、60万円のエコキュートに対して10%のポイント還元キャンペーンが適用された場合、60,000ポイントが付与されます。このポイントを使えば、最新のドラム式洗濯乾燥機や高性能なエアコンの購入資金に充てるなど、次の大きな買い物の負担を大幅に軽減できます。生活家電全体で考えれば、トータルの出費を大きく抑えることが可能なのです。
- 「ヤマダLABIカード」の活用: ヤマダ電機の提携クレジットカードで支払うことで、キャンペーンポイントに加えてカード独自のポイントが貯まる場合もあり、さらにお得になる可能性があります。購入前には必ず店舗で最新のキャンペーン情報とポイント付与条件を確認しましょう。
リフォーム一括依頼
ヤマダ電機は「家電住まいる館」に代表されるように、家全体のトータルリフォームに対応しています。
エコキュートの交換をきっかけに、他のリフォームも検討している場合には、そのメリットは大きいです。
- 手間と時間の圧倒的な節約: 浴室やキッチンのリフォーム、太陽光発電の設置などを同時に行う場合、通常はそれぞれの専門業者を探し、個別に打ち合わせやスケジュール調整を行う必要があります。ヤマダ電機なら、そのすべてを一つの窓口で完結でき、煩雑な手間から解放されます。
- コスト削減とデザインの統一: 複数の工事をまとめることで「セット割引」が適用されたり、養生費などの諸経費が一本化されたりして、トータルコストを抑えられる可能性があります。また、リフォーム全体のデザインや色調に統一感を持たせるなど、一貫したコンセプトで家づくりを進めることができます。ローンの窓口も一本化できるため、資金計画が立てやすいのも魅力です。
ヤマダ電機でのエコキュート購入・交換のデメリット

ヤマダ電機が提供する手厚い保証や安心感は非常に魅力的ですが、その一方で、費用やスピード、専門性を重視する方にとっては見過ごせないデメリットも存在します。
契約後に後悔しないためにも、これらの弱点を正確に理解し、ご自身の優先順位と照らし合わせることが極めて重要です。
専門業者との価格差
最も多くの人がデメリットと感じるのが、エコキュート専門業者と比較した場合の総費用の割高感です。
同じメーカー、同じ型番の製品でも、最終的な支払額で10万円以上の差が開くことも珍しくありません。この価格差は構造的な要因から生まれています。
- 中間マージンの存在: ヤマダ電機は、自社で施工部隊を抱えているわけではなく、実際の設置・交換工事は地域の提携工事業者(下請け業者)に委託しています。そのため、ヤマダ電機が受け取る利益に加え、施工を担当する業者へのマージンが工事費に上乗せされます。一方で、専門業者の多くは自社の職人が直接施工を行うため、この中間マージンが発生せず、その分だけ安価に提供できるのです。
- 大規模な固定費と広告費: 全国の一等地に店舗を構えるための莫大な地代や建物の維持費、多数の従業員を雇用するための人件費、そしてテレビCMや新聞広告といった大規模なプロモーション費用。これらすべてが、最終的に製品価格に転嫁されます。インターネットを中心に事業を展開し、これらのコストを最小限に抑えている専門業者とは、価格競争力で差がつくのは必然と言えます。
納期問題
エコキュートは、ある日突然お湯が出なくなるという形で故障することが多い設備です。
そんな一刻を争う状況において、ヤマダ電機の納期は大きな弱点となり得ます。
- 複雑な手配プロセス: 注文を受けると、まずメーカーに製品を発注し、その商品が店舗または倉庫に届くのを待ちます。次に、提携している工事業者のスケジュールを確認し、顧客と工事日を調整します。この「メーカー→ヤマダ電機→工事業者→顧客」という複数のステップを経るため、どうしても時間がかかってしまいます。
- 在庫を持たないビジネスモデル: 幅広い家電を取り扱うヤマダ電機では、エコキュートのような大型で高額な設備を全店舗で常時在庫しておくことは困難です。そのため、基本的に受注発注となり、物理的な待ち時間が発生します。
限られたメーカーと機種のラインナップ
豊富な品揃えが魅力のヤマダ電機ですが、ことエコキュートに関しては、その選択肢が意外に限られているという現実があります。
- 取り扱いメーカーの偏り: 取り扱いは主にパナソニック、三菱電機、日立、そして自社グループのハウステックの4社に絞られます。業界シェアが高く、「ウルトラファインバブル」などの独自機能で人気のダイキンや、コストパフォーマンスに優れるコロナといった主要メーカーの製品は、基本的に選ぶことができません。特定のメーカーにこだわりがある場合、その時点でヤマダ電機は選択肢から外れてしまいます。
- 機種のラインナップ不足: 取り扱っている機種も、各メーカーの売れ筋である「フルオートタイプ」に偏る傾向があります。追い焚き機能が不要な家庭向けの「給湯専用タイプ」や、機能をシンプルにした「セミオートタイプ」、あるいは5人以上の大家族向けの「550Lクラス」といった特定のニーズに応えるモデルは、取り扱いがないか、非常に少ないのが現状です。専門業者であれば、全メーカー・全機種から最適な一台を提案してくれるため、選択の幅は大きく異なります。
スタッフの知識レベルにばらつき
ヤマダ電機の店舗スタッフは、テレビや冷蔵庫といった一般的な家電製品については豊富な知識を持っていますが、エコキュートのような専門的な住宅設備に関しては、知識レベルに個人差がある可能性があります。
給排水の配管状況や電気の契約内容、家族のライフスタイルまでを総合的に考慮した上で最適な機種を提案するといった高度なコンサルティング能力は、日々エコキュートだけを専門に扱っている業者に一日の長があると言わざるを得ません。
画一的な説明に留まり、個々の家庭の事情に踏み込んだ提案が受けられない可能性があることも、デメリットとして認識しておくべきでしょう。
ヤマダ電機以外のエコキュート販売・交換業者との比較

ヤマダ電機はエコキュート交換の有力な選択肢ですが、それが唯一の正解ではありません。
価格、スピード、専門性、保証内容など、あなたが何を最も重視するかによって、最適な業者は大きく変わってきます。
エコキュート専門業者
急な故障で「とにかく安く、早く交換したい!」というニーズに最も応えられるのが、チカラもち、キンライサー、ミズテック、急湯デポといったエコキュート専門業者です。
- なぜ安いのか?: 専門業者は、メーカーからエコキュートを年間数千〜数万台という単位で一括仕入れします。この圧倒的な仕入れ量により、一台あたりの価格を劇的に抑えることができます。さらに、営業から施工までを自社の専門スタッフが一貫して行う「完全自社施工」体制を敷いているため、ヤマダ電機のような下請け業者への中間マージンが発生しません。この「大量仕入れ」と「自社施工」の組み合わせが、ヤマダ電機よりも10万円以上安価な価格を実現するカラクリです。
- なぜ早いのか?: 多くの専門業者は、売れ筋の人気機種を常に自社の倉庫に豊富に在庫しています。そのため、注文が入れば即座に出荷・工事の手配が可能です。自社の施工スタッフが多数在籍しているため、顧客の都合に合わせて柔軟にスケジュールを組むことができ、「最短即日・翌日対応」という驚異的なスピードを実現しています。お湯が使えず一刻を争う状況では、この対応力は絶大な安心感につながります。
- なぜ詳しいのか?: 専門業者のスタッフは、文字通り「エコキュートのプロフェッショナル」です。日々、様々なメーカーの製品を取り付け、多種多様な現場でのトラブルに対応することで、カタログスペックだけでは分からない製品ごとの特性や、設置環境に応じた最適な提案ノウハウを蓄積しています。家族構成やライフスタイル、お湯の使い方までをヒアリングし、「本当にあなたの家に合う一台」を提案してくれる専門性の高さは、最大の強みと言えるでしょう。
- 保証は?: 保証面でもヤマダ電機に引けを取りません。多くの優良な専門業者が、ヤマダ電機と同様の「商品・工事のダブル10年保証」を標準で提供、あるいは有償オプションで用意しており、長期的な安心感も確保できます。
他の家電量販店
「やはり、なじみのある大手企業から購入したい」という方には、ヤマダ電機以外の家電量販店も比較対象となります。
エディオン、ジョーシン、ケーズデンキ、ビックカメラなども、エコキュートの販売・交換を手掛けています。
これらの量販店も、基本的にヤマダ電機と同様のビジネスモデル(下請け業者による施工、店舗コストの価格への反映)であるため、価格帯や納期も似た傾向にあります。
根本的なデメリットである「価格の割高感」や「納期の長さ」は共通の課題です。
しかし、各社でポイント制度や提携ローンの内容、プライベートブランド製品の有無などが異なるため、比較検討する価値は十分にあります。
例えば、エディオンは手厚い長期保証と24時間サポート、ビックカメラは独自の「ビックポイント」が魅力です。
普段からよく利用する店舗や、貯めているポイントがある場合は、そちらで相談してみるのも良いでしょう。
リフォーム業者・ハウスメーカー
エコキュートの交換を、家全体を見直す良い機会と捉えるなら、リフォーム業者やハウスメーカーが選択肢に入ります。
- リフォーム業者: 浴室やキッチンのリフォームと同時にエコキュートを交換する場合、窓口を一本化できるのが最大のメリットです。配管工事などをまとめて行えるため効率が良く、デザインや内装に統一感を持たせることができます。ただし、彼らの本業はあくまで内装や建築であり、エコキュート単体の専門知識では専門業者に劣る可能性があります。また、工事費も割高になる傾向があります。
- ハウスメーカー: 新築時にお世話になったハウスメーカーに依頼すれば、住宅の構造を熟知しているため、最適な設置場所や配管ルートを安心して任せられます。しかし、価格は全ての選択肢の中で最も高額になることが多く、選べるメーカーや機種が指定されている「メーカー縛り」が存在する場合も少なくありません。
地元の電気屋・ECサイト
- 地元の電気屋(水道屋): 「顔の見える安心感」やフットワークの軽さが魅力です。長年の付き合いがあれば、融通を利かせてくれることもあります。しかし、価格競争力は低く、最新機種への知識が十分でない場合や、個人商店ゆえに長期保証の体制が整っていないケースもあります。
- ECサイト(Amazon、楽天など): 製品本体を市場最安値クラスで購入できる可能性がありますが、これは「工事を自分で手配できる」上級者向けの選択肢です。工事を別途依頼する「施主支給」は、対応してくれる業者を探す手間がかかる上、工事費が割高になったり、そもそも断られたりするリスクがあります。万が一、設置後に不具合が発生した際に「製品の問題か、工事の問題か」で責任の所在が曖昧になり、トラブルに発展しやすいという大きなデメリットを理解しておく必要があります。
エコキュート購入・交換で後悔しないためのチェックリスト

ここでは賢い選択をするための最終チェックリストとして、資金計画から交換のタイミングなどのポイントを解説します。
資金計画
高額なエコキュートの初期費用は大きな負担ですが、賢く制度を利用することで、その負担を大幅に軽減できます。
無金利ローン
ヤマダ電機が提供する最大100回の無金利ローンは、月々の支払額だけを見ると非常に魅力的に映ります。
しかし、重要なのは「支払総額」です。
前述の通り、ヤマダ電機の価格には中間マージンなどが含まれるため、元の価格設定が専門業者よりも高くなっています。
例えば、ヤマダ電機で60万円の製品を無金利ローンで購入するのと、専門業者で同じ製品を50万円で購入し、低金利のローンを組むのとでは、後者の方が支払総額は安くなる可能性があります。
月々の負担額だけでなく、必ず複数の業者から見積もりを取り、「支払総額」で比較する視点を忘れないでください。
国の補助金「給湯省エネ2025事業」
これは、省エネ性能の高いエコキュートを導入する家庭に、国が直接補助金を交付する制度です。
- 補助金額: 基本額は6万円/台ですが、特定の高性能機種(インターネット接続機能付き、A-P準拠など)を選ぶことで、最大13万円/台まで補助額が増えます。
- 申請手続き: 補助金の申請は、基本的に購入した販売店(ヤマダ電機や専門業者など)が代行してくれます。消費者は必要な書類を業者に提出するだけでよく、手間はかかりません。
購入のタイミング
「まだ使えるから大丈夫」と考えていると、ある日突然お湯が出なくなり、不便な生活を強いられることになります。
エコキュートの交換は、故障する前の計画的な「予防交換」が最も合理的です。
寿命のサインを見逃さない
エコキュートの平均寿命は10年~15年です。以下のようなサインが現れたら、寿命が近い証拠です。
- お湯の温度が設定通りにならない、ぬるく感じる
- お湯の量が以前より減った
- リモコンにエラー表示が頻繁に出る
- 室外機(ヒートポンプユニット)から「ブーン」という異音が大きくなった
- 貯湯タンクや配管から水漏れしている
故障前に交換するメリット
- 業者をじっくり比較検討できる: 慌てて業者を決める必要がなく、複数の業者から見積もりを取り、価格やサービスを吟味して最適な選択ができます。
- 機種を自由に選べる: 在庫に左右されることなく、最新の省エネモデルや希望の機能が付いた機種を自由に選べます。
- 補助金やキャンペーンを活用しやすい: 時期を選べるため、補助金の申請期間や販売店のキャンペーンに合わせて、最もお得なタイミングで交換できます。
- お湯が使えない期間をゼロにできる: 計画的に工事日を設定できるため、突然お湯が使えなくなる不便さを経験せずに済みます。
設置環境
現在ガス給湯器をお使いの家庭がエコキュートに交換する場合や、設置スペースが限られている場合は、追加の工事や特別な配慮が必要です。
ガス給湯器からの交換
エコキュートからの交換に比べ、追加で約20万円以上の費用がかかることがあります。
主な追加工事は以下の通りです。
- 電気工事: エコキュート専用の200V電源回路を分電盤から設置場所まで引く必要があります。
- 基礎工事: 重量のある貯湯タンクを支えるためのコンクリート基礎を新たに作る必要があります。
- ガス会社の閉栓手続き: 既存のガス管の閉栓作業が必要です。
設置スペースの確認
一般的なエコキュートの貯湯タンクは、高さ約2m、幅・奥行きが60~70cm程度のスペースを必要とします。
このスペースが確保できない場合は、奥行きが約44cmのスリムな「薄型タイプ」を選ぶ必要があります。
薄型タイプは通常モデルより価格が少し高くなりますが、狭い通路やベランダなどにも設置が可能です。
必ず現地調査の際に、業者に採寸してもらいましょう。
まとめ
この記事ではヤマダ電機でのエコキュート購入・交換について、価格から保証、メリット・デメリットまで詳しく解説してきました。
ヤマダ電機でエコキュートを交換する最大の魅力は、なんといっても「商品・工事のダブル10年保証」という手厚いアフターサポートと、全国規模の店舗網がもたらす「大手ならではの絶対的な安心感」です。
一方で、専門業者と比較した場合の「総費用の割高感」や「納期の長さ」、そして「取り扱いメーカー・機種の限定」といったデメリットも存在します。
結論として、あなたにとって最適な業者は、何を最も重視するかによって決まります。
ぜひこの記事も参考にしながら、理想のエコキュートを見つけてみてくださいね。


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