【ヤマダ電機】電気温水器の交換価格は工事費込みでいくら?エコキュートの価格やポイントのメリットも調査

エコキュート

「ある日突然、お湯が出ない…!」

「電気温水器を交換しないといけないけどどこに頼むのが一番賢い選択なんだろう?」

このように頭を悩ませていませんか?

そんなとき真っ先に思い浮かぶのが、身近で信頼できそうな「ヤマダ電機」という人もいるのではないでしょうか。

でも一方で「専門業者より高いんじゃない?」「工事の質は本当に大丈夫?」といった疑問も浮かぶでしょう。

そこでこの記事は、ヤマダ電機で電気温水器からエコキュートへ交換するサービスについて解説します。

価格相場から、10年保証のメリット、そして見落としがちな納期や品揃えのデメリットまで解説しますよ。

ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね。

ヤマダ電機の電気温水器交換サービス

ヤマダ電機で電気温水器からエコキュートへの交換を考える際、多くの人が抱くのは「本当に信頼できるのか」「工事はしっかりしているのか」といった不安ではないでしょうか。

ここでは、ヤマダ電機が提供する交換サービスの全体像を深掘りします。

交換の流れと「工事費込み」の安心感

ヤマダ電機の交換サービスは、初めての方でも安心して相談できる体制が整っています。

  • 店舗での相談:リフォームコーナーを訪れ、専門スタッフに現在の給湯器の状況や家族構成、希望などを伝えます。スタッフはヒアリング内容を基に、最適なメーカーや機種をいくつか提案してくれます。
  • Webでの相談:公式サイトのフォームに必要事項を入力すると、後日担当者から連絡があり、電話やメールで詳細なヒアリングが行われます。

いずれの場合も、最終的な契約の前には必ず「現地調査」が行われます。

この現地調査こそが、ヤマダ電機が提供する「工事費込み」という明朗会計を行うための重要なプロセスです。

専門の技術者が実際にユーザーの自宅を訪問し、以下の点を詳細にチェックします。

  • 設置場所の確認:既存の基礎の状態、貯湯タンクとヒートポンプの設置スペース
  • 配管・配線の状況:給水・給湯管の位置、分電盤の空き状況
  • 搬入経路の確認:玄関から設置場所まで、エコキュートを問題なく運び込めるか

この調査結果に基づき、標準工事で対応可能か、あるいは追加工事が必要になるかが判断され、最終的な確定見積もりが提示されます。

標準工事と追加工事

「工事費込み」と聞いても、具体的にどこまでの作業が含まれるのかは気になるところです。

ここでは、ヤマダ電機が定める標準工事の内容と、別途費用が発生する可能性のある追加工事について詳しく解説します。

  • 既存機器の撤去・処分:現在使用中の古い電気温水器の取り外し、および産業廃棄物としての適正な処分。
  • 本体設置:新しい貯湯タンクとヒートポンプユニットの搬入と設置。地震などの揺れに備え、アンカーボルトで基礎にしっかりと固定します。
  • 配管接続:給水管、給湯管、ヒートポンプとタンクを繋ぐ追い焚き配管、タンクから出るドレン(排水)管の接続。配管には凍結防止のための保温材を丁寧に巻き付けます。
  • リモコン設置:キッチンと浴室に新しいリモコンを取り付け、配線工事を行います。
  • 電気工事:エコキュート専用の200V電源回路を分電盤から増設し、アース(接地)工事も行います。
  • 電力会社への申請代行:エコキュート設置に伴い必要となる、電力会社への申請手続きを代行します。
  • 試運転と操作説明:すべての工事完了後、お湯が正常に出るかなどの試運転を行い、ユーザーに基本的な使い方やエラー時の対応などを説明します。

追加費用が発生するケース

また以下のようなケースでは、追加工事費用が発生する可能性が高いことを念頭に置いておきましょう。

  • 基礎工事:エコキュートを設置するためのコンクリート基礎がない場合の新設(エコベースの使用など)、または既存の基礎がひび割れなどで劣化している場合の補修工事。
  • 配管工事:設置場所を移動するために配管の延長が必要な場合や、壁の中を通す隠蔽配管など、特殊な工事が必要な場合。
  • 電気工事:分電盤に専用回路用の空きがない場合の分電盤交換や、電圧が不足している場合の幹線(メインの電線)の張り替え工事。
  • 搬入作業:搬入経路が狭く、クレーン車を使わないと搬入できない場合や、設置のためにフェンスの取り外し・復旧などが必要な場合。
  • 交換元の給湯器が違う場合:ガス給湯器や石油給湯器からの交換の場合、ガス管の閉栓・撤去や、灯油タンクの撤去・処分といった付帯工事が別途必要になります。

これらの追加工事費用は、すべて事前の現地調査で判明し、見積もりに明記されます。

何にいくらかかるのかをしっかり確認し、納得した上で契約することが重要です。

ヤマダ電機のエコキュート価格と費用相場

エコキュート交換で最も重要な判断基準となる「費用」。

ヤマダ電機では「工事費込み」の価格を提示していますが、その金額は本当に適正なのでしょうか。

ここでは、具体的な価格帯や市場相場との比較はもちろん、「なぜ専門業者より高くなるのか」という構造的な理由などについて解説していきます。

工事費込み価格の相場

ヤマダ電機のエコキュート工事費込み価格は、約47万円から85万円が中心で、平均すると約65万円程度です。

これは、一般的な専門業者の相場(40万円~60万円)と比較すると、やや高めの価格設定と言えます。

この価格差が生まれる背景には、ヤマダ電機のビジネスモデルとサービス体制が大きく関係しています。

ヤマダ電機は全国に約1,000店舗という広大なネットワークを維持しています。

都心の一等地や郊外の大型店舗の家賃、光熱費、そして数多くの従業員の人件費、テレビCMや新聞折り込みチラシといった大規模な広告宣伝費など、事業を運営するためのコストは莫大です。

これらの経費は、販売する商品やサービスの価格に一定割合で上乗せされるため、店舗を持たずにインターネットを中心に展開する専門業者と比べて、価格が高くなるのは構造的な要因と言えます。

一方でヤマダ電機の価格には、単なる商品代と工事費だけでなく、「商品・工事のダブル10年保証」や「24時間365日対応のコールセンター」といった手厚いアフターサポートの価値が含まれています。

専門業者でも長期保証は提供していますが、多くは有料オプション(約2〜3万円)です。

ヤマダ電機の価格は、こうした長期にわたる安心感や、全国どこでも相談できるブランドの信頼性に対する「安心料」込みの価格と捉えることができます。

容量・メーカー別価格とチラシ価格

ヤマダ電機の店頭やチラシには様々な価格のエコキュートが並んでいますが、価格の違いが何によって生まれるのかを理解することが賢い機種選びの第一歩です。

最も需要の高い3〜5人家族向けの370L、4〜6人家族向けの460Lの「フルオートタイプ(お湯はり・保温・足し湯まで全自動)」が販売の中心です。

  • ハウステック製(HHP-Y37AY4-Aなど):約47万円〜。ヤマダグループの独自ブランドで、機能はシンプルですが価格を抑えたい場合の選択肢。
  • 日立・パナソニック製(BHP-FN37WU、HE-S37LQSなど):約54万円〜。独自の省エネ技術や使いやすい機能が特徴で、人気が高い価格帯です。
  • 三菱電機製(SRT-S376など):約60万円〜。「バブルおそうじ」など付加価値の高い機能を搭載しており、やや高めの価格設定です。

同じ容量でも、設置場所の環境や求める機能によって価格は変動します。

  • 薄型モデル:狭い敷地にも設置できるスリムなタイプ。標準的な角型モデルよりも約3〜5万円高くなります。
  • 耐塩害・耐重塩害仕様:海沿いの地域で塩害による腐食を防ぐための特殊な塗装が施されたモデル。標準モデルより約2〜6万円高くなります。
  • 寒冷地仕様:外気温がマイナス20℃を下回るような厳しい寒さでも安定してお湯を沸かせるモデル。ヒーターが強化されており、約4〜8万円高くなります。

チラシで目玉商品として掲載される「472,780円~」といった最安値の価格には注意が必要です。

これらは多くの場合、機能がお湯はりだけに限られる「給湯専用」や「オートタイプ」であったり、メーカーの旧モデルであったりする可能性があります。

多くのご家庭で満足度の高い「フルオートタイプ」や、シャワーの水圧が強い「高圧給湯タイプ」などを選ぶと、チラシ価格から5万円〜10万円以上高くなることが一般的です。

追加費用の相場

「工事費込み」であっても、それはあくまで「標準工事」の範囲内です。

ご自宅の状況によっては、以下の追加費用が発生する可能性があります。

現地調査の際に必ず確認しましょう。

  • 基礎工事(約2万円~5万円):エコキュートの重い貯湯タンクを支えるコンクリート基礎がない場合、新たに作成する必要があります。現場でコンクリートを打設する場合は約3〜5万円、既製品のコンクリートブロック「エコベース」を設置する場合は約2〜3万円が目安です。
  • 電気工事(約3万円~10万円以上):エコキュート用の200V専用回路を引く際に、分電盤に空きがない場合は分電盤自体の交換(約3〜6万円)が必要です。さらに、家の電気の幹線が細く、電力容量が不足している場合は、幹線を太いものに張り替える大掛かりな工事(10万円以上)が必要になることもあります。
  • 配管工事(約1万円~5万円):既存の配管が劣化していて交換が必要な場合や、設置場所の都合で配管を延長する場合に追加費用がかかります(延長1mあたり数千円)。また、寒冷地で配管の凍結を防ぐための「凍結防止ヒーター」を設置する場合は約1〜3万円が目安です。
  • 特殊作業費(約3万円~5万円):搬入経路が狭く、人力での搬入が困難な場合にクレーン車を使用すると、その費用(約3〜5万円)が別途発生します。
  • 隠れたリスク:アスベスト処理費用(数万円~):築年数の古い住宅の場合、古い配管の保温材にアスベストが含まれている可能性があります。その場合、専門の業者による特別な撤去・処分が必要となり、高額な費用が発生することがあります。

ヤマダ電機でエコキュートに交換するメリット

ヤマダ電機でエコキュートを交換する選択は、単に「大手だから安心」という漠然とした理由だけではありません。

ここでは、ポイント還元やキャンペーンといった直接的なお得感から、手厚い保証など、ヤマダ電機ならではの付加価値を掘り下げて解説します。

「ポイント還元」と「キャンペーン」

専門業者より価格が高めというデメリットを覆す可能性を秘めているのが、ヤマダ電機独自のポイントシステムと、年間を通じて開催される多彩なキャンペーンです。

通常、エコキュートのようなリフォーム関連商品はポイント付与の対象外となることが多いですが、ヤマダ電機では特定の条件下で大きな還元を期待できます。

  • 狙い目はキャンペーン期間:決算期(3月、9月)やボーナス商戦(夏・冬)、年末年始セールなどの大型キャンペーン期間中は、リフォーム商品も特別にポイント増量の対象になることがあります。このタイミングを狙えば、購入金額の5%〜10%といった高還率が適用される可能性があります。例えば、60万円のエコキュートで10%還元なら、60,000円分のポイントが付与され、実質的な大幅値引きとなります。このポイントは、他の家電の購入や次回の買い物に利用できるため、非常に価値が高いです。
  • 提携クレジットカードの活用:「ヤマダLABIカード」で支払うことで、通常ポイントに加えてクレジット決済ポイントが上乗せされることがあります。また、このカードは永久不滅ポイントが貯まるセゾンカードと提携しており、貯まった永久不滅ポイントをヤマダポイントに交換することも可能で、支払いに充当できます。

ポイント還元だけでなく、現金が戻ってくる「キャッシュバックキャンペーン」や、特定の上位機種を対象とした「特別割引セール」も不定期に開催されます。

商品・工事のダブル10年保証

ヤマダ電機で交換する最大のメリットと言っても過言ではないのが、この「商品本体」と「設置工事」の両方を10年間保証するという手厚いアフターサポート体制です。

エコキュートは精密機械であり、長年使う中で故障のリスクは避けられません。この保証は、その長期的な不安を解消してくれます。

  • 商品10年保証:通常1〜3年で切れてしまうメーカー保証終了後も、ヤマダ電機が保証を引き継ぎます。エコキュートの心臓部であるコンプレッサーや、制御を司る電子基板といった高額な部品の故障も、保証期間内であれば修理費用の自己負担なしで対応してもらえます(修理上限額は購入金額まで)。
  • 工事10年保証:万が一、設置工事の不備が原因で水漏れが発生したり、配管の接続が外れたりといったトラブルが起きても、10年間は無償で修理対応してくれます。これは自社の施工品質に自信があるからこそ提供できる保証と言えるでしょう。

全国展開の利便性

全国に約1,000店舗を展開するヤマダ電機のネットワークは、購入時だけでなく、購入後の生活においても大きなメリットをもたらします。

  • どこに住んでいても相談可能:地方や郊外では対応できる専門業者が限られる場合がありますが、ヤマダ電機ならほとんどの地域をカバー。お近くの店舗で気軽に相談できます。
  • 転勤・引っ越し後も安心:購入後に転勤や引っ越しをした場合でも、引越し先の最寄りのヤマダ電機で保証やサポートを継続して受けることができます。これは地域密着型の業者にはない強みです。

ヤマダ電機でエコキュートへ交換するデメリット

ヤマダ電機が提供する手厚い保証や安心感は非常に魅力的ですが、デメリットも存在します。

「ポイント還元」の注意点

メリットとして強調されるポイント還元ですが、これを最大限活用したとしても、専門業者が提示する価格との差を埋めるのは難しいのが実情です。

  • 価格差の再確認:前述の通り、同じ機種でもヤマダ電機と専門業者では10万円以上の価格差が生じることがあります。例えば、60万円のエコキュートに対し、ヤマダ電機で幸運にもキャンペーンが適用され10%のポイント(6万ポイント)が付与されたとします。しかし、同じ機種を専門業者が工事費込み50万円で提供していた場合、現金での支出はヤマダ電機の方が4万円も多くなります。ポイントは次回の買い物で使える「割引券」であり、直接的な現金値引きとは価値が異なります。

選択肢の限定性

ヤマダ電機でエコキュートを選ぶことは、限られた選択肢の中から「悪くないもの」を選ぶ作業になりがちで、あなたの家庭にとって「本当にベストな一台」を選べない可能性があります。

  • 主力メーカーの不在と機種ラインナップの偏り:エコキュート市場で高いシェアを誇り、独自の人気機能を持つダイキンや、世界で初めてエコキュートを開発したパイオニアであるコロナ、独自の高効率技術を持つ東芝といった主要メーカーの取り扱いがありません。これにより、例えばダイキンの「ウルトラファインバブル」のような特定の快適機能を求めるユーザーは、その時点で選択肢から外れてしまいます。
  • 家族構成に合わないタンク容量のリスク:ラインナップが370Lと460Lに集中しているため、2人暮らしに最適な300L以下の小型モデルや、二世帯住宅向けの550L以上の大型モデルを探している場合、選択肢が極端に少なくなります。

担当者による知識の差

「大手だから誰に当たっても安心」というわけではないのが、ヤマダ電機のもう一つの側面です。

担当するスタッフや施工業者によって、サービスの質が大きく左右される可能性があります。

他の主要なエコキュート交換依頼先との比較

エコキュートへの交換は、ヤマダ電機という選択肢だけが全てではありません。

むしろ、価格、スピード、専門性、保証といった様々な要素を天秤にかけ、自分にとっての「最適解」を見つけ出すことが、後悔しないための最も重要なプロセスです。

エコキュート専門業者

急な故障で困っている方や、1円でも安く交換したいという方にとって、エコキュート専門業者は最も有力な選択肢となります。

ヤマダ電機をはじめとする家電量販店とは、ビジネスモデルそのものが根本的に異なります。

  • なぜ圧倒的に安いのか?:専門業者の安さの源泉は、徹底したコストカットにあります。ヤマダ電機のような一等地の店舗を持たず、Webサイトを中心に集客することで、高額な家賃や店舗維持費を削減。また、エコキュートという商材に特化してメーカーから直接、年間数千台という単位で大量に仕入れるため、一台あたりの仕入れ価格(卸値)を劇的に下げることができます。さらに、広告もリスティング広告など費用対効果の高いWeb広告が中心で、テレビCMのような莫大な宣伝費もかかりません。下請けを介さない「自社施工」のため、ヤマダ電機で発生する中間マージンも存在せず、これらの削減分が全て販売価格に還元されるため、10万円から15万円もの価格差が生まれるのです。
  • なぜ速いのか?:「お湯が今日から使えない」という緊急事態に強いのが専門業者の最大の強みです。多くの専門業者は、主要メーカーの人気機種を常に自社の倉庫に在庫としてストックしています。そのため、依頼があれば即座に出荷・工事の手配が可能です。また、各エリアに自社の施工スタッフを配置し、常にトラックで巡回しているため、問い合わせがあった際に最も近くにいるスタッフを向かわせることで、最短即日や翌日の工事という驚異的なスピード対応を実現しています。これは、注文を受けてから商品を取り寄せ、下請け業者に工事を依頼するヤマダ電機のプロセスとは決定的に異なります。
  • 注意点:専門業者のデメリットは、その品質が玉石混淆である点です。優良業者を見分けるには、①施工実績(年間施工件数や写真が豊富か)、②資格の明示(第二種電気工事士などの資格保有者がいるか)、③保証内容の明確さ(商品・工事の10年保証があるか、保証書は発行されるか)、④極端な安値ではないか(安すぎる場合は、必要な部材を省くなどの手抜き工事のリスクがある)といった点を確認しましょう。

大手家電量販店

エディオンやジョーシンといった他の大手家電量販店も、エコキュート交換の選択肢となります。

基本的にはヤマダ電機と非常に似たビジネスモデルであり、メリット・デメリットも共通しています。

  • 基本的な構造はヤマダ電機と同じ:価格帯、下請け業者による施工、手厚い長期保証、ポイント還元といったサービス内容は、どの家電量販店も大差ありません。価格が専門業者より高めになるのも、店舗維持費や中間マージンといった構造的な理由が同じだからです。
  • 各社の微細な違いと決め手:あえて違いを挙げるなら、エディオンは独自の「あんしん保証」が強力で、三菱電機製品に強い傾向があるとされます。ジョーシンは関西地盤で、価格交渉に比較的応じやすいという声も聞かれます。しかし、これらは決定的な差とは言えません。結局のところ、家電量販店の中から選ぶのであれば、①自宅から最も近い店舗はどこか、②普段から利用していてポイントが貯まっているのはどこか、③エコキュート交換の割引キャンペーンをちょうど開催しているのはどこか、といった、利便性やタイミングで選ぶのが最も合理的と言えるでしょう。

インターネット専門店

価格.comなどで見かける、驚くような安値でエコキュート本体を販売しているのがインターネット専門店です。

価格だけを追求するなら魅力的ですが、非常に高いリスクを伴うことを理解しなければなりません。

  • 「本体のみ購入」の最大の落とし穴:ネットで最安値の本体を購入し、工事だけを別の業者に依頼する方法は、一見賢そうに見えます。しかし、これは最も避けるべき選択肢の一つです。なぜなら、設置後に故障が発生した場合、「製品本体の不具合なのか、設置工事のミスなのか」という原因の切り分けが非常に困難になり、販売店と工事業者の間で責任のなすりつけ合い(たらい回し)が発生する可能性が極めて高いからです。結果的に、どちらからも保証を受けられず、ユーザーが泣き寝入りするケースが後を絶ちません。また、持ち込み品の工事を嫌がる業者も多く、結果的に工事費を割高に請求されることもあります。
  • 「工事込み」の場合の注意点:工事までセットで請け負うネット専門店もありますが、その場合でも、実際に来る施工業者の顔や素性が事前にわからないという不安が残ります。安さを追求するあまり、経験の浅い業者や質の低い部材を使っている可能性も否定できません。依頼する際は、運営会社の所在地や連絡先、施工実績、保証内容を徹底的に確認し、少しでも不安を感じたら避けるべきです。

地元の電器店や工務店

長年付き合いのある街の電器屋さんや、家を建ててくれた工務店に依頼するのも一つの方法です。

  • メリット:最大のメリットは、何と言っても「顔が見える」信頼関係です。何かトラブルがあった際に、電話一本ですぐに駆けつけてくれるフットワークの軽さは、大手にはない魅力です。
  • デメリット:一方で、仕入れ力が弱いため価格は最も高くなる傾向があります。また、エコキュート専門ではないため、最新機種の機能や補助金制度に関する知識が不足している可能性も否めません。さらに深刻なのが、店主の高齢化や後継者不足による廃業リスクです。10年後もそのお店が存在する保証はなく、長期的なサポートを期待するのは難しいかもしれません。

補助金制度とローン利用の活用

エコキュートへの交換は、光熱費削減という長期的なメリットがある一方、数十万円という高額な初期費用が大きなハードルとなります。

しかし、この負担は国の補助金制度やヤマダ電機が提供するローンを戦略的に活用することで、劇的に軽減することが可能です。

「給湯省エネ2025事業」を活用

現在、エコキュート交換で最も強力な支援策が、国が主導する「住宅省エネ2025事業」の一環である「給湯省エネ事業」です。

これは条件を満たせば高額な現金が支給される制度であり、活用しない手はありません。

補助額は一律ではなく、導入するエコキュートの性能や現在の給湯器の種類によって細かく設定されています。

最大で13万円もの補助が受けられる可能性もあるため、ご自身のケースがどれに該当するか確認しましょう。

基本額:6万円

事業の対象製品として登録されているエコキュートであれば、最低でも6万円の補助が受けられます。

高性能機種への上乗せ

  • A要件(補助額4万円):インターネットに接続し、天気予報と連動して夜間だけでなく昼間の太陽光発電の余剰電力を効率的に利用する機能(いわゆる「おひさまエコキュート」など)を持つ機種。
  • B要件(補助額6万円):2025年度の省エネ基準値を達成している、特に断熱性能や効率が高い機種。
  • A要件とB要件(補助額7万円):両方の要件を満たす場合。

さらに上乗せされる「加算要件」

上記の基本額または高性能機種の補助額に加えて、以下の条件を満たすとさらに補助額が加算されます。

  • 電気温水器の撤去(+4万円):現在、エコキュートではない旧式の「電気温水器」を使用している場合、その撤去を伴う交換であれば、一律で4万円が加算されます。例えば、B要件(6万円)の機種を選び、電気温水器から交換した場合、合計で16万円もの高額な補助が受けられます。

この補助金制度で最も重要な点は、申請手続きは購入者(あなた)ではなく、工事を行う業者(ヤマダ電機やその下請け業者)が行うというルールです。

ヤマダ電機「リフォームローン」のメリット

初期費用の一括払いが難しい場合、ヤマダ電機が提携する信販会社ジャックスの「リフォームローン」が有効な選択肢となります。

ヤマダ電機では、リフォーム商品を対象とした「金利手数料無料キャンペーン」を不定期に開催しています。

これが利用できるタイミングであれば、他のどんなローンよりも有利になります。

例えば、60万円のエコキュートを最大60回(5年)払いで契約した場合、通常なら発生するはずの金利(数万円〜十数万円)が一切かからず、月々1万円の支払いで済みます。

分割払いのデメリットである金利負担がゼロになるため、手元の現金を減らさずに、月々の負担を抑えながら最新のエコキュートを導入できる、非常に強力なメリットです。

交換工事の期間と流れ

エコキュートの交換を決意してから、実際に温かいお湯が使えるようになるまで、一体どれくらいの時間がかかり、どのようなステップを踏むのでしょうか。

相談から完了まで期間目安

エコキュートの交換は、大きく4つのステップに分かれます。

それぞれの期間の目安を把握し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

  • ステップ1:店舗やWebで最初の相談をしてから、現地調査を経て正式な契約に至るまでの期間です。現地調査の日程調整や、見積もり内容の検討に時間を要する場合があるため、1〜2週間は見ておくと良いでしょう。この段階で、補助金の利用可否や申請方法、納期の目安についても確認しておくことが重要です。
  • ステップ2:契約後、ヤマダ電機がメーカーに製品を発注し、納品され、さらに下請け工事業者のスケジュールを調整して工事日が決まるまでの期間(平均1〜3週間、最長1ヶ月以上)です。ここが最も時間がかかる「納期」の部分であり、ヤマダ電機で交換する際の最大の関門となります。
  • ステップ3:実際の工事にかかる時間です。既存の給湯器がエコキュートで、設置場所に問題がなければ、通常は約5〜8時間で完了します。
  • ステップ4:工事が終わっても全てが完了ではありません。補助金を申請した場合、国からの審査を経て、業者経由で還元されるまでには2〜4ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。

工事当日の流れ

工事当日は、朝から夕方まで専門のスタッフが出入りします。

スムーズに作業を進めてもらうため、そして後々のトラブルを防ぐために、当日の流れとユーザーが確認すべきポイントを把握しておきましょう。

※下記は一例です。

【AM 8:30〜9:00】作業開始・挨拶

施工スタッフ(通常2名体制)が到着し、当日の作業内容とタイムスケジュールの説明があります。

車の駐車場所や、トイレの使用についてなどもこの時に確認します。

【AM 9:00〜12:00】旧機種の撤去と準備作業

  • 養生:搬出・搬入経路となる廊下や床を、傷つけないようにシートやマットで保護します。
  • 断水・停電:給水・給湯管と電気配線を切り離すため、一時的に家全体が断水になります。また、分電盤の作業中は短時間、停電することもあります。時間は事前にアナウンスされるので、トイレなどは済ませておきましょう。
  • 旧機種の撤去:タンク内の残りのお湯や水を抜き、配管・配線を外して古いエコキュートを撤去・搬出します。

【PM 1:00〜4:00】新機種の設置と接続

  • 基礎の確認・設置:新しいエコキュートを設置する基礎が水平で頑丈かを確認し、貯湯タンクとヒートポンプを慎重に搬入・設置します。アンカーボルトで基礎にしっかり固定します。
  • 配管・配線接続:給水・給湯・追い焚き配管や、電源・リモコンの配線を新しいエコキュートに接続します。水漏れや接触不良がないよう、最も丁寧さが求められる作業です。

【PM 4:00〜5:00】試運転・最終確認・清掃

  • 試運転:タンクに水を張り、電源を入れてお湯はりなどの試運転を行います。この時、ユーザーも立ち会い、①リモコンは正常に表示されるか、②お風呂のお湯はりは正常にできるか、③水漏れや異音はないかなどを一緒に確認しましょう。
  • 操作説明:スタッフからリモコンの基本的な使い方や、冬場の凍結防止対策、エラー表示が出た際の簡単な対処法などの説明を受けます。分からないことは遠慮なく、この場で全て質問することが重要です。
  • 清掃・片付け:設置場所の周りをきれいに清掃し、養生を撤去して作業完了です。

まとめ

この記事ではヤマダ電機でのエコキュートへの交換について詳しく解説してきました。

ヤマダ電機の最大の魅力は、「商品・工事のダブル10年保証」という圧倒的な安心感と、大手ならではの信頼性です。

キャンペーンやポイント活用で実質的な負担を軽減できる可能性もあります。

しかしその一方で、専門業者と比較した場合の価格の高さ、納期の長さ、そしてダイキンなどの人気メーカーが選べない選択肢の限定性といったデメリットも存在します。

重要なのは、「どの業者が一番良いか」ではなく、「あなたの家庭にとって、どの業者が最も合っているか」という視点です。

ぜひこの記事の情報も参考に、理想の一台を見つけてみてくださいね!

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